新潟県生活協同組合連合会

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県生協連からのお知らせ

福島視察交流活動 実施報告

 新潟県生協連(新潟市中央区)は、9月17日・18日の両日、福島視察交流活動を実施しました。参加者は、総合生協5人、コープにいがた4人、新潟医療生協2人、白根保健生協1人、新潟大学生協2人、県生協連5人、合計19人でした。

 私たち一行は、17日午前9時に新潟駅南口を出発。1日目は、土壌スクリーニングの現場視察と福島県生協連・佐藤専務による「安心して住める福島を取り戻す活動」の報告を受け、夕方、福島の生協の皆さんと交流会。2日目は、相馬市松川浦漁港、南相馬市、飯舘村を回って「ゆうきの里東和」(二本松市)を視察しました。

1日目(17日)

◆土壌スクリーニング現場視察

◆福島県生協連の取組について学習

=安心して住める福島を取り戻す活動について=

◆交流会

2日目(18日)

◆相馬市松川浦漁港視察 → 国道6号線を南下

◆南相馬市鹿島区・原町区・小高区をバス車窓から視察

◆飯舘村をバス車窓から視察

◆NPOゆうきの里東和 ふるさとづくり協議会(二本松市)

「里山再生計画・災害復興プログラム」について学習

 福島県の生協・農協や各団体との交流を通じて、地震・津波に放射能被害を加えた厳しい状況の中、生産者と消費者の協力と信頼によって復興を目指そうとしていることを感じ取ることが出来ました。厳しい現状と、復興への懸命な努力に、認識を新たにした2日間でした。

↑土壌スクリーニングについて説明するJA新ふくしまの紺野さん

↑測定数値を確認

 土壌スクリーニングは、田んぼと果樹園一筆ごとに土壌中のセシウム濃度を測り、詳細な放射能汚染度マップを作る作業。福島県生協連、JA新ふくしま、福島大学「うつくしまふくしま未来支援センター」の3者で実施しています。国の土壌検査は2kmメッシュ(縦横2km四方の中で1箇所)ですが、それではあまりにも粗すぎて個々の農地の実態は分からず、本当に作付けして良いものか?出来た作物は大丈夫か?生産者も消費者も不安が残ります。そこで、生産者(JA)と消費者(生協)が協力して、より詳細な汚染度マップを作成し、それと農産物への移行研究や出荷時の検査などを組み合わせることによって、より安全・安心を確保しようと取り組んでいます。

★土壌スクリーニングについて、詳しくは → http://fukushimakenren.sakura.ne.jp/dojo/

放射能汚染検査における4段階の安全対策、体系立てた調査・検査の必要性

  検査内容 検査対象 目的
第1段階 土壌分析 全農地 全農地汚染マップの作成
第2段階 予備検査 地域・品目ごと 放射性物質の農地-品目移行率の測定
第3段階 出荷前本検査 出荷基準に基いて検査
第4段階 消費地検査 直売所などで検査

↑福島県生協連の佐藤専務から、
福島の子ども保養プロジェクトや土壌スクリーニング、
消費者と生産者の理解交流促進事業など「安心して住める福島を取り戻す活動」について、
詳細に教えていただきました。

★福島の子ども保養プロジェクトについて、詳しくは → http://fukushimakenren.sakura.ne.jp/

★消費者と生産者の理解交流促進事業について、詳しくは → http://fukushimakenren.sakura.ne.jp/kouryu/

↑交流会にて、心づくしのプレゼント贈呈


↑相馬市松川浦漁港にて

 帰港する漁船の積荷は瓦礫。震災・原発事故後、ようやく試験漁再開にこぎつけた矢先に起きた汚染水流出問題。このため、この当時は、休漁して瓦礫撤去の補助事業で船を動かしているとのことでした。なお、福島県漁連は9月25日から試験漁を再開しています。


↑南相馬市小高区(バスの車窓から)

 南相馬市の南部、福島第一原発から20km圏内に位置する小高区は、東京電力福島第一原発事故の影響で、2012年4月15日まで立ち入りが制限されていました。翌16日からは警戒区域の指定が解除され、住民は日中のみ出入りできるようになりました。

 しかし、農地のうち、耕作が再開されたのは1割ほど。国道6号線沿いに見る農地は荒れ果て、2年半前の津波の爪痕が残る建物の周囲を丈の高い雑草が覆っていました。原発事故によって取り残された残酷な歳月に、胸が痛みました。

↑NPOゆうきの里東和 ふるさとづくり協議会(二本松市)にて、「里山再生計画・災害復興プログラム」について学習。

 ゆうきの里東和は、震災以前から地域コミュニティの再生・農地の再生・里山の再生に取り組んできました。しかし、原発事故によって、状況は大きく変わり、里山の放射能汚染対策という大きな課題に直面しました。それに対して、里山再生計画・災害復興プログラムを立ち上げ、活動しています。

★NPOゆうきの里東和 ふるさとづくり協議会について、詳しくは → http://www.touwanosato.net/index.html

↑記念撮影

 結びに、今回受け入れていただいた福島県生協連をはじめ各生協の皆さん、JA新ふくしま、NPOゆうきの里東和 ふるさとづくり協議会の皆さんに感謝申し上げます。大変ありがとうございました。



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